豊南の音楽教育が大切にしていること③教材・カリキュラム編(高校生の皆さん、高校の先生方、保護者の皆様へ)

こんにちは!幼児教育学科の音楽を担当している佐藤雄紀です。

保育者を目指すにあたってピアノに不安はありませんか? 豊南に入れば大丈夫、保証しましょう。

在学生、卒業生も着実に力をつけています♬

なぜ豊南なら大丈夫なのか、第3弾の今回は豊南の音楽教育(ピアノ)の教材、カリキュラムについてお話したいと思います。

 

第1弾 授業編を読まれてない方はこちらをチェック♪

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第2弾 入学前教育編を読まれていない方はこちらをチェック♪

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【教材編】

多くの短大がピアノの教材として「バイエル」を採用している中、豊南では「バスティン」を採用しています。豊南は、保育者を目指す学生にとってどの教材が最もふさわしいのかということを徹底的に考え、「バスティン」を採用しました。どのようなところが魅力的なのか、細かく紹介していきたいと思います。

 


 

バスティンは…

  • 全ての曲に標題や挿絵があり、ピアノを学び始める初期段階から想像力をかきたてます。
  • 多くの曲に歌詞が付いていて、弾き歌いへのスムーズな移行が期待できます(バイエルは一つも歌がありません)
  • テキストに載っている歌詞付きの曲は、実際に園で歌えそうなものが多いです。
  • ピアノの学習に付随して、音楽の基礎知識が身に付けられます。
  • ピアノ経験が異なる学生一人ひとりに合わせて、使用するテキストのスタートを柔軟に変えられます。
  • 多くの曲の合格をもらいながら学習を進められることにより、初心者の学生が自己効力感(私、ピアノ練習すれば、弾けるじゃないかという前向きな気持ちのことです)を持つことができます。

 


 

【カリキュラム編】

ピアノの経験は本当に様々です。前にも述べたように豊南でも7~8割の学生はピアノ初心者ですが、経験者・上級者ももちろん入学してきます。そして、私がカリキュラムを作るにあたって最も大切にしていることは、どのレベルの学生も必死に学べるカリキュラムを用意してあげることです。豊南のピアノのカリキュラムの特徴を紹介したいと思います。

 


 

  • ピアノの進度や経験に応じて4つのレベルに細かく分け、使用するバスティンの教科書を決めています。

 

  • 1、2年のカリキュラムを学年で区切ることなく、横断して学べることにより、経験者、上級者にも挑戦させ続けることを意識しました。

 

  • バスティンの歌詞がある曲は必ず弾き歌い、歌詞がない曲は必ず音名で歌うことにして、童謡曲への移行をスムーズにできるようにしました。

 

  • どのレベルの学生にも、弾き歌いの演奏をする時には、他の学生に周りで歌ってもらったり、子どもへの声かけを含む歌唱指導を体験させ、ピアノを始めた早い段階から保育現場での指導を意識できるようにしました。

 

  • 授業では、学生同士が教えあい、助け合う雰囲気を大切にしています。

 

  • 楽典問題集を既定の所まで終えることを実技試験の受験条件にしました。初心者はもちろんのこと、経験者にも基礎知識に抜けがある場合が多いので取り入れています。

 

  • 各レベルの規定以上に曲を終えている学生、前向きに取り組んだ学生は、試験での結果に加えて加点し、初心者であっても優秀な成績を取れるようにしています。また経験者で、初心者に教えたり、助けたりしている学生は高く評価しています。また逆に実力があっても上達や意欲が感じられない場合は、厳しく採点しています。

 

  • アカペラ課題を中間試験、期末試験に導入し、歌唱力も鍛えています。

 

  • 歌唱指導や歌から模擬保育への展開を(グループごとに)全学生に何度も経験させ、実践力を養っています。実践の後には意見交換の時間を設け、活動の内容を深めています。

 

  • 実習曲や就職試験曲を授業の課題と振り替えられるようにし、保育現場や試験に自信を持って臨めるよう丁寧に指導しています。

 


 

これが豊南の本気のピアノカリキュラム。

今回の教材・カリキュラム編の記事、いかがだったでしょうか。豊南は、あなたのピアノ必ず何とかします♪