修学上の情報等
学位授与の方針
信州豊南短期大学では、卒業認定・学位授与の認定基準として全学共通で以下のようにその方針を定めています。
- 社会人として必要な、豊かな知性と感性の獲得に努力し、深い人間理解を示すことができること。
- 専門的な知識や技能を身につけ、状況に応じて的確な判断力・行動力を発揮できること。
- 家族・友人・仲間を大切にし、他者との信頼関係を築くことに生きる価値を見出せること。
言語コミュニケーション学科の
学位授与の方針
言語コミュニケーション学科では所定の単位を修得し、以下の条件を満たした者に短期大学士(言語コミュニケーション)の学位を授与します。
- 【知識・理解】社会に貢献できる幅広い教養及び専門的な知識を身につけ、その本質を理解していること。
- 【技能・表現】社会に役立つ実用的なスキルや資格、情報リテラシーなどを習得し、社会人として必要とされる、豊かなコミュニケーション能力を有していること。
- 【思考・判断】さまざまな問題・課題を発見し、自ら論理的に考え判断する能力を有していること。
- 【関心・意欲・態度】人間、社会、文化などにかかわる諸問題に関心を持ち、積極的に他者に働きかけ、状況を把握しながら主体的に解決しようとする意欲を有していること。
【言語コミュニケーション学科の学習成果はこちらをご覧ください】
幼児教育学科の学位授与の方針
幼児教育学科は、所定の単位を取得し、以下の条件を満たした者に短期大学士(幼児教育学)の学位を授与します。
- 【保育の本質】自主的に学び続ける姿勢と、保育者及び支援者として適切な使命感及び倫理観を持ち、子どもをはじめ支援を必要とする人々に共感的にかかわることができる。
- 【保育の対象への理解】保育の本質を理解し、子どもの成長・発達及び子どもを取り巻く環境に関する確かな知識を修得している。
- 【保育の方法と技能】保育に関する基本的な技能とそれを活用するための豊かな教養を有し、子どもをはじめ福祉を必要とする人々に寄り添った保育実践と支援を行うことができる。
- 【論理的思考力】社会問題を広く把握・理解し、問題解決を目指すことができる。
- 【実践力と協働性】社会の担い手として、自らの経験を多様な人々と協力しながら、社会の発展に積極的に貢献することができる。
【幼児教育学科の学習成果はこちらをご覧ください】
入学者受け入れ方針、入学者数、在学者数等
建学の精神と
アドミッションポリシー
信州豊南短期大学の建学の精神は「自主独立」です。この教育理念のもと、独自のカリキュラムと教育システムで社会に役立つ人間を育てることが本学の教育目標です。
これを理解し、将来に夢を持ち、何事にも意欲的に取り組むことのできる学生を強く求めています。
言語コミュニケーション学科の
求める学生像
- 【知識・理解】専門的な教養や知識を身につけるために必要となる日本語、英語などの基礎学力を有している人
- 【技能・表現】ことばによる豊かなコミュニケーション能力を身につけ、資格やスキルを生かして社会人として活躍したいという意欲を持つ人
- 【思考・判断】適切な思考・判断力を持ち、自立した人間を目指す人
- 【関心・意欲・態度】人間、社会、文化などに興味・関心を持ち、自分の問題として捉えることができる人
幼児教育学科の求める学生像
- 主体的に学ぶ意欲のある人
- 短期大学での学びに対応できる基礎的学力のある人
- 協働性を持って物事に取り組める人
- 保育の技能を高める努力をしている人
入学者数及び学生数等
令和6年5月1日現在
入学者数 | 在籍者数 | |
---|---|---|
言語コミュニケーション学科 (入学定員100) |
45 | 103 |
幼児教育学科 (入学定員100) |
26 | 51 |
前年度3月末現在
卒業者数 | 就職希望者数 | 就職者数 | 進学者数 | |
---|---|---|---|---|
言語コミュニケーション学科 (入学定員100) |
60 | 56 | 54 | 1 |
幼児教育学科 (入学定員100) |
43 | 42 | 42 | 0 |
教員組織、各教員が有する学位及び業績
教員組織
言語コミュニケーション学科 ( 令和6年5月1日現在 )
教員数 | |
---|---|
教授 | 4 |
准教授 | 3 |
講師 | 2 |
助教 | 0 |
合計 | 9 |
幼児教育学科 (令和6年5月1日現在)
教員数 | |
---|---|
教授 | 3 |
准教授 | 2 |
講師 | 3 |
助教 | 0 |
合計 | 8 |
各教員が有する学位及び業績
授業科目、授業の方法及び内容・授業計画(シラバス)
カリキュラムポリシー
本学の建学の精神及び教育理念に則った人材の育成のために、以下のように教育課程を編成・実施します。
- 基礎的科目は、社会人として求められる人間理解力、コミュニケーション能力及び自己表現力の修得をめざす。
- 専門的科目は、各学科で専門的な知識と技能とをより実践的に修得するために、一方的な講義に偏ることなく、質疑応答や討議を交えて広く深く考えさせていくことをめざす。
- 各種資格取得にかかわる科目は、資格取得のために授業の工夫を図るとともに、授業外での個別指導などにも力を入れて取得率をあげることを目指す。
- 選択科目は、学生の自由な選択のもとに、社会的状況を踏まえて、幅広く学べるように編成することをめざす。
- ゼミナールでは、個人の課題探求能力の育成はもちろん、学生みんなで協力しながら課題を解決していくことで協調性や組織運営能力を養うことをめざす。
言語コミュニケーション学科の
カリキュラムポリシー
言語コミュニケーション学科の教育課程は、教育目標を達成すべく、以下の方針に基づいて編成しています。
- 【知識・理解】社会人として広く求められるキャリア教育の実践を通して、現代社会に貢献できる専門的な知識及び適応能力を養成する。
- 【技能・表現】社会人に求められるコミュニケーション能力、日本語・英語能力、及びパソコンを用いて情報を収集し、活用できる能力を習得させる。
- 【思考・判断】知識活用力、課題探究力、論理的思考力、表現力を総合的に活用する能力を養成する。
- 【関心・意欲・態度】人間、社会、文化などにかかわる諸問題に関心を持たせ、具体的・実践的に解決していこうという意欲を育てる。
幼児教育学科の
カリキュラムポリシー
幼児教育学科の教育課程は、教育目標を達成すべく、以下の方針に基づいて編成しています。
- 保育者としての使命感及び倫理観を身につけ、共感的に対応しようとする姿勢を養う。
- 保育や福祉を取り巻く環境について理解し、保育者として必要な基礎的な知識を獲得できるようにする。
- 保育に関する指導法および表現技術を身につけることができるようにする。
- 社会問題について把握・理解し、学んだ事柄をもとにしてさまざまな人々と協働してそれらの問題の解決を図ろうとする力を養う。
- 資格取得を奨励し、社会に貢献する力を養う。
シラバス(授業計画)
言語コミュニケーション学科
授業科目、授業の方法及び内容等に関しては各シラバスをご参照ください。
学生の修学、進路選択及び心身の健康等に係る支援
通学等の支援・寮アパート等の斡旋
通学等の支援
公共交通機関による通学不便な地域からの学生に対し、学内に3カ所の学生駐車場を設置し。毎年、交通安全講習会を開催し、学生及び教職員の交通マナーの向上に努めたうえで、学内の駐車場の許可を認めている。 また、駐輪場を設置し、自転車やバイクによる通学も認めている。
寮・アパート等の斡旋
遠方からの学生のために学生寮(女子のみ)を2寮設置。賄い付き、自炊など寮によって様々なタイプを選択することが可能。学生部が定期的に寮監、寮生との話し合いの機会を持ち、よりよい寮生活が送れるようアドバイスや指導に当たっている。
また、入学時には近隣の不動産業者等からアパート等の情報提供により、それらの情報を入学予定者に届けている。
奨学金関係
- 日本学生支援機構の奨学金
- 信州豊南短期大学独自奨学金
信州豊南短期大学独自奨学金はいずれの奨学金も返還不要です。区分 対象年次 定員 内容 選考方法 第1種 1年次 各学年
10名以内●授業料全額または半額免除
1年次授業料の全額または半額を免除する。学校推薦型選抜(奨学生)入学試験を利用し、その結果をもとに選考する。 第2種 2年次 1~4名 ●授業料半額を上限に無償給付(又は免除)
2年次授業料の半額相当額を上限に給付(又は免除)する。
1年次の学業成績、人物、授業および行事等への出席状況により選考する。 第3種 1・2年次 1~4名 ●授業料半額を上限に無償給付(又は免除)
学業、人物ともに優秀な学生で、経済的理由により学業の継続が困難な者に対し、授業料の半額相当額を上限に給付(又は免除)する。家計状況を重視し、学内で公募。日本学生支援機構の奨学生推薦選考内規によって選考する。 - 【注意】当該学生の他の奨学金の受給状況によっては変更になる場合があります。
小林育英会奨学金
財団法人小林育英会のご厚意により毎年1~2名の学生が月額25,000円の奨学金を受けています。学業、人物ともに優秀で、経済的理由により就学困難な学生に対し、選考の上奨学金を給付(返還義務なし)しています。
学生の進路選択支援
教員組織
各学科から選出された教員7名で組織する進路指導部は学生の就職内定や進学を含む進路の決定目指して、教務学生課キャリア支援室と連携協力し、就職ガイダンスや公務員試験対策講座、企業や幼稚園・保育園関係者を招いての進路講演会など、進路指導全般にわたり企画立案し実施しています。また履歴書や就職対策小論文に関しては、進路指導部関係者ではない言語コミュニケーション学科の専門教員に依頼をし、添削指導を行っています。
就職ガイダンスは1年次の4月から行われ、内容、指導状況、活動状況及び内定状況はキャリア支援室から進路指導部に報告され、同時にゼミ担当教員に報告され、問題点があれば面接等を行い、学生指導を行っていく体制を取っっています。
両学科ともカリキュラムの中に「ビジネス基礎演習」「社会人基礎力演習」等のキャリア支援科目を開講しており、就職意識の向上やマナーの向上に一定の効果をあげています。言語コミュニケーション学科においては「キャリアデザイン」「コミュニケーションスキルⅠ・Ⅱ」「ビジネス基礎演習Ⅰ・Ⅱ」等の科目を開講、幼児教育学科においては「社会人基礎力演習」等を開講し、就職内定までをカリキュラム面でも積極的に支援するとともに、課外に「社会人ワーキングセミナー」や「就職後を想定したガイダンス」を開講し、内定後から卒業までの間に社会人としての一定の知識や振る舞い方等を身に付けさせ、卒業後の生活への円滑な移行目指しています。早期離職等の予防にも役立てたいと考えています。
職員組織
学内にはキャリア支援室が設置され、両学科の学生の就職指導に当たっています。学生一人一人へのきめ細かい親身な指導が進路決定に結びついています。担当人数は多くはありませんが、その部分を進路指導部や他の教職員も応援し、毎年高い就職率を維持しています。学内には教職員だけに情報提供を行っている学内情報サイトがあり、常に新しい求人情報を公開(学生には別途公開)し、学内のすべての人間が一定の情報を共有できる体制を取っています。以上のように進路指導部と当該担当者の緊密な連携により、学生に対する就職指導を行っています。
進路ガイダンス等指導の詳細
学生の修学支援
学習や科目選択のためのガイダンス
-
言語コミュニケーション学科
言語コミュニケーション学科のカリキュラムは選択科目が非常に多いことから、科目を選択するための指導に十分な時間をかけて行っています。
入学時のガイダンスで、学生便覧、履修登録について、単位修得計画表などの資料を用いて、卒業要件、カリキュラムの特色(日本語表現、Basic English等)、履修登録について(1年次配当科目、履修登録上の注意等)、図書館司書資格(学校司書を含む)を取得するための要件、ニュージーランド留学授業参加(コロナウイルス感染症の関係で現在休止中)について、など学科教務委員を中心に全専任教員で詳細な説明を行います。
そのうえで、ゼミ別にガイダンス、さらには一泊二日のフレッシャーズキャンプ(コロナウイルス感染症の影響により現在休止中)において全体会ではなかなか質問できない学生や十分に理解の得られなかった学生等に対し、きめ細かい履修指導を学科専任教員、教務学生課職員が一体となって指導していきます。後期開始時には再度ガイダンスを行い、前期の学習状況を踏まえた履修指導を行っています。
1年次2回のガイダンス、2年次2回のガイダンス、各ゼミにおける履修相談、教務学生課における相談と多くの説明や相談の機会を設け、学生の履修指導に当たっています。
言語コミュニケーション学科に学ぶ上において最も基本となる「日本語の力」これを向上させていくための「日本語表現」はⅠからⅢまで開講され、能力別クラス制を採用しています。さらに学期の途中においてレベルチェックテストによりクラス移動があることから、6クラス同時開講を行っています。また英語力の増進にも力をいれており「日本語表現」同様に6つのレベル設定を行い「Basic English」として同時開講して実施しています。
加えて高校の学習から短期大学の学びへのスムーズな移行を目的に、大学の授業の受け方、メモの取り方からレポートの書き方などを中心に学ぶ「スタディスキル」を必修科目として入学直後の1年前期に開講しています。
また、選択必修科目や多くの履修者が予想される科目は開講コマ数を増やしたり、希望数科目が履修できないなどの状況を減らすために前期と後期に同じ内容の科目を開講したりといった時間割上の工夫を行い、学生がなるべく履修しやすい環境作りに配慮しています。 -
幼児教育学科
学生便覧に教育課程一覧が掲載され、卒業要件、教育職員免許法とカリキュラムの関係、保育士資格取得要件とカリキュラムの関係を明示し、入学時のガイダンスの中で詳しく説明しています。フレッシャーズキャンプや後期ガイダンスの開催など、履修指導の機会は言語コミュニケーション学科と同様に設け、詳細かつ丁寧な説明、履修指導を行っています。学年、学期の配当科目については実習の時期を考慮して配置しています。
障害学生に関する基本方針及び障害学生支援規程
令和2年2月に信州豊南短期大学の「障害学生に関する基本方針」を決定しました。詳細はこちらをご覧ください。
障害学生支援規程はこちらをご覧ください。
心身の健康に係る支援
医務室
学内には医務室が設置されています。医務室には保健師が常駐しており、2台のベッドと相談室が設置され、体調不良者や傷病者等への対応を行っています。また、精神的に不安定な学生に対する支援も相談室等において常時行っており、学生相談室、関係教職員と連携を図りながら、学生の心身の健康に係る支援に努めています。
学生相談室および各種相談体制
本学には児童相談等の経験のある教員、心理学担当教員、及び保健師で構成する学生相談室が設置され、メンタルケアに関する部分を主に担当しています。相談内容については、必要に応じゼミ担当教員等に伝えられ、チームで対応を図ることしています。また、必要があれば保護者をまじえて協議を行っていきます。このあたりは地域にある短期大学の特色を生かした対応が可能となっています。
教学面や履修面の指導は学生相談室でも行いますが、主にゼミ担当教員および教務関係教職員で行っています。学生相談室の相談においてこのような相談が出てきた場合にはこれら教職員が連携を取って対応しています。
なお、すべての専任教員はオフィスアワーを設け、様々な相談をうけています。
教育上の目的に応じ学生が習得すべき知識及び能力に関する情報
言語コミュニケーション学科
現在、社会で最も求められている能力はコミュニケーション能力であり、職業人としての主体性、すなわち、キャリア (職業生活を核とした生き方)を形成していくために必要な意欲や能力であるといわれています。
本学の言語コミュニケーション学科では、コミュニケーション能力の育成を基本に、実践的なキャリア教育を導入し、カリキュラムを展開することにしました。コミュニケーション能力とキャリア教育を根幹に据え、以下のような人材を育成したいと考えています。
(教育目標)
- ア.ことばや情報による豊かなコミュニケーション能力を持つ人材の育成
- イ.資格やスキルを活かして現代社会に貢献できる人材の育成
- ウ.さまざまな問題に対する適切な判断力をもつ自立した人間の育成
言語コミュニケ-ション学科のカリキュラムは教育課程編成方針を踏まえ、コミュニケーション能力の向上と幅広い教養と専門性を身に付け、職業を中心とした生活をおくることができるよう構成されています。
カリキュラムは大きく「基礎プログラム」と「専門プログラム(ゼミ含む)」に分けられています。「基礎プログラム」は社会人に求められる基礎的な力である「コミュニケーション能力」「日本語・英語の運用能力」「パソコンを駆使した情報活用能力」を育成するための科目を用意しています。また大学での学びをスムーズに行うための「スタディスキル」といった科目も開講しています。これらの科目はどのような進路に進もうとも重要かつ必須であるため、必修科目、選択必修科目となっています。
「専門プログラム」は、「図書館司書」「心理・医療福祉」「サブカル・日本文学」「英語・国際文化」「情報・地域」「キャリア支援」などのフィールド科目に分けられています。
「キャリア支援フィールド」の科目では、卒業後の自身の姿を描いていくための科目や、就職した際の実務に役立つ演習科目が配置され、効果的にビジネスマナーが修得でき、資格取得のサポートを受けることができます。また、5つのフィールド科目では、学生の皆さんが各自の興味や関心び合わせて、様々な資格や能力が身に付けられるように多様な科目が用意されています。これらの多彩な科目の中から、自らの興味と関心、さらには進路を考慮に入れ、各フィールドの枠を超えて自由に選択して学ぶことができます。
さらに以下の図に示すとおり入学直後の 1年時からゼミを配置し、教員と学生との触れ合いを重視し、個々の学生の個性や資質を尊重しつつ、きめ細かく指導する点が本学言語コミュニケーション学科のもう一つの大きな特色です。
言語コミュニケーション学科のゼミは以下のような流れで 2年間開講され、学生は必ずいずれかのゼミに所属することになります。
2年次には「専門ゼミ」において興味のある分野をより深く学習することができます。本学のゼミは上図に示した履修上の特色だけではなく、たとえば他の短期大学にはあまり見ることのできない「図書館司書」や「心理学」といった分野にも「専門ゼミ」が配置され、研究していくことができるところも特徴的です。
「専門ゼミ」は「専門プログラム」で学び得た知識や技能をさらに高めて、自己の確立をめざし、自主独立の精神を養うための必修科目です。学生は教員の指導のもとに自ら設定したテーマに取り組み、2年間の短期大学生活の集大成として、その成果を論文、報告、創作、制作などの形で公表していきます。毎年1月下旬には、ゼミ発表会が行われ言語コミュニケーション学科の全学生が参加し、各ゼミでの学びの成果を発表します。同時に、レシテーションコンテストが開催され、日本語や英語による発表が行われています。
学力向上プログラム
- 主旨 (目的)
言語コミュニケーション学科では、前述のようにさまざまな授業が開講されていますが、それら全ての授業に共通して必要になるのは、ことばを正しく理解し、的確に表現できる力だと考えています。つまり、基礎的な国語や英語の力が最も大切になるのです。
そこで、これら基礎的な学力を確実に伸ばすため、本学のカリキュラムでは、レベル別授業や段階学習を取り入れていきます。レベルを設定することで、自分の目標や学習の成果をはっきりと確認することができ、ひとりひとりに対して適切な指導を行っていくことができると考えています。 - 概要 (流れ)
まず、新入生には、日本語能力・英語力を測るプレイスメントテストを受けてもらいます。これはひとりひとりの基礎学習能力を測定するためのものです。この結果をもとに各自のレベルを判定し、どのような能力を伸ばしていったらよいかアドバイスを行っていきます。
このプレイスメントテストでのレベルに従って、1年前期の必修科目である『日本語表現Ⅰ・Ⅱ』や選択必修科目である『Basic EnglishⅠ・Ⅱ』といった日本語や英語の基礎学力を伸ばす授業の最初のクラス分けを行います。授業と並行して、ひとりひとりに合った自己学習を実践してもらうため、レベル別のセルフチェックテスト (自習用教材)をセルフスタディセンター (自習室)に用意します。この自習の成果は教員がチェックし、その努力の結果は成績に反映させます。
毎日の授業や自習の成果として、このレベルでの十分な学力が身についたと自信が持てるようになったら、レベルチェックテストを受けることができます。合格してレベルが上がった場合は、また新しい学習目標を設定し、クラスを上げて行くことができます。つまり、自分でやればやるだけ結果としてレベルは上がるというシステムになっているので積極的に授業や自習に取り組んでください。
履修モデル
科目ごとの教育目標はシラバスをご参照ください。
幼児教育学科
幼児教育学科は、以下の目標を掲げて教育を行います。学生の皆さんは、自己の目標と捉え、達成にむけて励んでください。
- (1)保育者としての使命感と倫理観、共感的態度を持ち合わせ、子どもの最善の利益のために主体的に学び続ける意欲を持った保育者の養成。
- (2)保育や幼児教育・福祉への深い理解と豊かな知識を修得し、柔軟な思考力を持って多様化する社会に対応できる力を備えた保育者の養成。
(3)子どもの発達の過程を理解し、高い専門性と豊かな教養を持って子どもの心身の健やかな成長に寄与できる保育者の養成。
- (4)社会に出た際に必要な情報収集能力及びコミュニケーション能力を身につけ、さまざまな人々と協力しながら仕事に携わることのできる保育者の養成。
(5)持続可能な社会の発展に積極的にかかわることのできる保育者の養成。
教育課程の構成と特徴
幼児教育学科は、保育者養成の教育課程として、「教養科目」と「専門教育科目」から構成されています。保育者とは、幼稚園教諭と保育士であり、教員免許状と保育士資格を取得するために定められた教育課程があり、それぞれに定められた単位を修得し本学を卒業した場合、幼稚園教諭二種免許状および保育士資格を取得できるカリキュラムとなっています。また手話をはじめとするユニークな幅広い選択科目があり、ピアヘルパー、ネイチャーゲームリーダー、キッズスポーツインストラクター等の資格が取得できることも本学幼児教育学科の大きな特徴です。
-
教養科目
「教養科目」とは、以下の3つの意味で基礎となっている科目です。
- コミュニケーションスキルの基礎的学習
- 保育者養成専門教育の基礎
- キャリア教育の基礎としての教養教育
-
専門教育科目
「教育職員免許法」および「児童福祉法施行規則」に則って、必要な科目および個性が生かせる学習内容を用意しています。1年次には、主に必修科目において保育に関する基礎的な学習を行い、2年次では「総合演習」や選択科目において学習を深め広げます。
履修モデル
科目ごとの教育目標はシラバスをご参照ください。