☆彡Book アーティスト 太田泰友さん ツアー&トークイベント★彡

樹の年輪を夕日に透かして『この年輪のなかに何十年もの物語がつまっている』と語るのは、Bookアーティストである太田泰友さん。2024年夏の間、トビチ美術館の活動拠点として本学の森を選んで下さり、本と森、自然との調和をテーマとした作品を創作されました。

 

12月6日(金)は信州豊南短大の学生による『まちライブラリー』のキックオフイベントと題し、作品のフィールドツアーと、ここ10年ほどで世界的に高く評価されるようになってきたBookアーティストとしての活動についてお話しいただきました。

作品が制作された場所は、キャンパスから10分程歩いた裏山の森の中…

2つの舞台と曲線を描いてそれらをつなぐ階段状の切り株、

舞台の下には枝や落ち葉が敷き詰めれており、

上には腰ほどの高さの切り株ひとつと、

ひざ丈の切り株がいくつも置いてあります。

 

ステップを固定するための最小限の釘以外はすべて、この森で集めた素材から創られており、これからのこの森の成長と循環に想いを馳せて、下草(笹の葉)を刈り、陽光を取り込むために4本の木を伐採して素材としたとの事。

フィールドツアーの後は、太田さんのアーティストとしての活動と作品を教室で紹介していただきました。

 

日々、そこにあるものを本として表現するとしたら…?と考え続けているという太田さん。

そのアイデアを得て、形にし、完成させていく過程は、まるで長距離走のようだといいます。

苦しいから嫌だ!

でもスタートしたら乗ってくる自分がいることも分かっているし、完成させたときの喜びを知っているからやめられない、とのこと…

 

私たちが普段『こういうものだ』と捉えている常識を、『本』というものを通してくつがえし自由にしてくれる、とても魅力的な作品たちでした。

 

太田さんの創られた作品を実際にご覧になりたい方は、本学の森までぜひ足を運んでみてください。

小さな切り株は思うように使ってよいとのこと♪

あなたの創造性を発揮してみませんか(^^?