公開講座『俳人・井上井月は、なぜ上伊那の地にやってきたのか?』
[最終更新日: 2024.11.05 ]
信州豊南短期大学 入試広報室
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さる11月2日(土)、一ノ瀬武志先生による第一回公開講座『井上井月(いのうえせいげつ)は、なぜ上伊那の地にやってきたのか?』を開催いたしました。
大雨でお足元の悪い中、お集まりいただいた地域の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
井上井月は江戸末期~明治19年 越後に生まれ、伊那谷へ来て30年間放浪生活をしたと言われている武士であり俳人ですが...
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その生涯は非常に謎めいており、
講師である一ノ瀬先生は現在でも伊那周辺で発見される
井月による書や刊行物などを解読、収集されながら
その謎を解明しておられる若手の第一研究者でいらっしゃいます。
講座では先生のガイドのもと受講生全員で発見された井月の署名の筆跡から年代を推測し、彼の足跡をたどり、その心境を読み解いていきました。
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幕末~明治維新という時代の変化の荒波にもまれながらも俳諧での栄達を夢見て仲間と共に奔走し、ついには落ちぶれていく井月の姿が一ノ瀬先生の解説からありありと浮かび上がってくる、とても興味深い第一回公開講座となりました。
公開講座は全4回を予定しております。
次回以降、参加を希望される方はこちらのページをご参照ください⇩